![]() 新緑を愉しむ立夏。小満。山笑ふ桜から新緑へ 華やかな満開の桜を見上げたあとは、瑞々しい新緑の下で深呼吸。 この時期の山々を見渡すと、様々な濃淡の緑のグラデーションのなかに、春らしい霞がかった淡いピンクが混じり、まさに山が笑うかの風情.....とても清涼で生命力に溢れ、山の鼓動が聞こえて来るようでございます。 山形の繊細な季節の移り変わりのなかでも、本当に最高の旬感だと思います。 そんな薫風爽やかな今月の天童荘懐石は、端午の節句、目に青葉、新緑の清々しい五月のおもてなし。 この時期の定番となっている鎧櫃に菖蒲刀(しょうぶがたな)を添え、粽などで季節感を演出した先附、そして八寸。 厳選素材としては、山形の春の山菜、新のレンコンと新のサツマイモ、初鰹に稚鮎もございます。そして最高級天童牛和の奏、天童荘伝統の味、鰻の蒲焼きも入って最高の素材が揃います。 先月の繊細で華やかな桜懐石とはひと味違う、山形らしい素朴さを感じながらも、一つ一つを丁寧に手間暇をかけたお料理。 食材本来の味わいを楽しんでいただく御懐石でございます。 天童荘懐石は月替り。だからこそ楽しめる旬の逸品。 季節ごとに「華やかさ」や「侘び寂び」、「動」と「静」、様々な感性を味わうことの出来る天童荘懐石をご堪能ください。 |
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